日本においてマスクは衛生や予防目的で多用されていますが、海外では特別な病気のときに着用するものというイメージが強く、日常でマスクを着用する習慣がありません。そのため、大気汚染のある地域では、ネックウォーマーやマフラーで口や鼻を覆う対策を取る人が多く、なかなかマスクの機能を体感するきっかけがないのが現状です。また、国内やアジアなどのマスクをする習慣がある地域においても、外出の際にマフラーとマスクを同時に着用する煩わしさや、「いかにもマスクをしている」という見た目の改善案が求められています。こういった国内外の需要がに応えるかたちでマフラーとマスクが一体化された商品をデザインしました。
一見するといたって普通のマフラーですが、裏に高機能メッシュフィルター用のポケットを設置し、フィルターの取りはずしができるようになっています。フイルターは、粉塵やウィルスの除去、放射線のカット、消臭機能や湿度を保持する機能など、様々な用途を持った10層のメッシュが組み合わされており、100回以上洗って使うことができます。マフラーの素材は、表面は肌ざわりが良いカシミアを、裏面は静電気を抑制する特殊加工を施したフリース生地の2種類で構成しています。2枚を縫い合わせる際にステッチを縦に走らせることで、シンプルな中にもさり気ないディテールが特徴的なマフラーになっています。
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90% | 終了まで |
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67人 | 0日 |